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歴史の真実を読み解く(稲作について) - 2012.08.04 Sat

 今日は誤った歴史認識を正す一環として、「稲作」を取り上げて書いてみたいと思う。

 私はこれまで日本の稲作は「弥生時代に朝鮮半島から伝わった」と考えてきた。理由は単純で、学校でそう習ったからである。現に日本の教育を受けた方々は、その様に記憶している方も多いのではないかと思う。

 実際、中学校の各教科書を見ると、

 「紀元前4世紀ごろ、大陸(主に朝鮮半島)から渡来した人々によって、稲作が九州北部に伝えられ、やがて東日本にまで広まりました。」(東京書籍)
  
 「縄文時代の終わりごろ、中国や朝鮮半島などから北九州へ渡来した人々が稲作を伝え、稲作は西日本から東日本へと広まっていきました。」(帝国書院)
  
 「中国が統一されはじめた紀元前4世紀ごろ、中国の長江流域や朝鮮半島南部の人々が、九州北部にわたってきました。これらの人々は、水田での稲作をはじめ、新しい土器、金属器などの文化をもたらし、縄文時代の終わりごろの人々に伝えました。」(教育出版)
  
 「今から約2400年前、水田による稲作がに北九州に伝わった。中国の稲作が、おもに朝鮮半島南部をへて、人々の移住とともに入ってきた。」(日本書籍新社)
 
 と書いてある。つまり、ほとんどの教科書が疑い無く稲作は朝鮮半島から日本に伝来したと記述しているのである。

 しかしながら先日、それとは全く逆に、「稲作は日本から朝鮮半島に伝わった」という話を聞いた。気になったので詳しく調べてみると、驚くことに専門家の間ではもはやそれは常識らしい。

 2005年2月、岡山県の灘崎町にある彦崎貝塚の縄文時代前期(紀元前4000年前、6000年前)の地層から、なんと稲のプラントオパール(イネ科の植物が体内でつくり出し、壊れにくい結晶となっている物体)が大量に見つかった。その量は土1gあたりプラントオパール2000~3000個という大量のもので、専門家によれば、これはただ単に稲が何らかの理由で持ち込まれたという規模ではなく、まさに栽培されていた証拠だというのだ。

 これに比べ朝鮮半島で確認された炭化米は紀元前2000年が最古である。畑作では無く水耕でも、日本の場合は2500年前と紀元前まで遡るのに比べて、朝鮮半島では1500年前くらいまでしか遡れない。つまり、畑作にせよ水耕にせよ、稲作は日本の方が1000年単位で朝鮮半島よりも古いことが科学的に証明されているのである。

 そもそも稲作の起源は、今から12000前、今の中国湖南省長江の中流域で始まったとされている。当時長江の流域で文明を築いていた「苗族」(今の中国の少数民族)が、野生の稲が食料になることを発見し、栽培を始めたという(中国には黄河文明の他に長江流域にも文明が存在していたことが明らかになっている)。これまで発見された日本の科学的証拠は、それが朝鮮半島を経由せず、そのまま日本に伝わったことを示している。(一説には、日本人のルーツのひとつも中国南部長江流域の人々だという説もある。)

 古来日本から朝鮮半島に伝わったものは稲作だけではない。実は勾玉、土器、鉄器、前方後円墳なども日本から朝鮮半島に伝わったことが科学的に証明されている。特に日本の土器については、驚くことに「四大文明」よりもはるかに古い1万6500年前という世界最古のものが、青森県蟹田町にある縄文草創期の大平山元(おおだいやまもと)遺跡で発見されている。はっきり言って日本において古代どの程度文化・文明が進んでいたか未知数なところがある。

 話を元に戻すが、いずれにせよ私は、ここまではっきりした様々な科学的証拠が出ているのに、なぜ未だに殆どの教科書が「稲作は朝鮮半島から伝わった」と記述し、古来朝鮮半島は日本よりも進んでいたという趣旨で書かれているのか非常に疑問だ。

 ある専門家は次のように主張する。「簡単に言えば、日本で教育のイニシアティブを握っている人たちの中に、在日朝鮮人の人たちがかなり多く存在しているからです。彼らの中では、古来の朝鮮半島は、日本よりもはるかに先進地域だったというのが、誇りなんです。遠く離れた地で祖国を思う気持ちが、そうさせているのでしょう。」

 日本に住む日本人が自国に誇りをもてない形で教育がなされているとすれば、それは非常に残念なことであり、その為に日本人の中に愛国心が育たないとすれば、その損失は計り知れない。

 北朝鮮や韓国が自国内において民族の誇りを育てる教育を行おうと、それは自由だが(ただし嘘や捏造に基づく教育はいけない)、日本国内で北朝鮮や韓国の方々の誇りを植えつけるような教育を行うのは、日本人が日本に誇りをもてなくなるのでやめるべきである。まして、それが捏造だとすればなおさらだ。

 今日本には約60万人の在日朝鮮人の方々が居住している。誤解が無いように言えば、その方々の中には非常に徳の高い方もおられる。また日本人よりも日本を愛してくれている方々もおられる。一部の在日の方々による歴史の捏造や改竄は、そういった心ある在日の方々にも失礼なことだと思う。

 偏向教育について、今回は稲作の話だが、これは歴史教育全般に言えることであると私は考えている。
 

 報告:毎日の活動報告は、「FACE BOOK」 でさせて頂くことにしました。報告のみならず色々なことを記していますので、どうぞそちらもご覧下さい。



 



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プロフィール

武藤貴也(むとうたかや)

Author:武藤貴也(むとうたかや)
昭和54年5月25日、北海道釧路市生まれ。血液型O型。東京外国語大学卒業、京都大学大学院修了(専門は外交・安全保障・国際法)。平成21年「全国公募」で自民党滋賀県第四選挙区支部長に選ばれ、平成24年第46回衆議院議員総選挙で初当選。外務委員会・安全保障委員会所属。麻生派(為公会)。近江八幡市在住。

*滋賀県第四選挙区(東近江市、近江八幡市、甲賀市、湖南市、日野町、竜王町)

国会事務所:
東京都千代田区永田町2-2-1
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